2014年11月29日土曜日

人のあたたかみにくるまれて

66才の誕生日の記念に写真を撮りました。

「住む場所が変わっても、あなたはあなた。今までとなにも変わらないし これからも変わることは
 ない。」

病気になっても、苦しく長い夜があっても、愛犬と暮せなくなっても・・・・・・
それでも幸せな人生だと思えるのは、友人のこんな言葉や、ここで働く人たちのあたたかさに
くるまれているからでしょう。








 

2013年9月21日土曜日

あと3ヶ月もすれば・・・・



 
 





今年も手作りしました。ハガキ・L判~A4までたぶんOKです!!ご自由にお使い下さい。
 

2013年6月1日土曜日

アンリエルです

カタカナに弱い 大阪のおばちゃんです
カリスマシェフ・・カリスマ美容師を
「オカルトシェフ・・オカルト美容師・・」と間違える

友だちが 間違いを指摘する
「あんた 知らんの?お湯につけてできるカレー・・・
 
・・・お湯につけてできる牛丼!!」

似たものが 友だちになるんやで

レトルトのカレー
レトルトの牛丼


アンリエルです

我が家で一番賢いのは 犬のジャックです
時計を見なくても 食事や散歩の時間がわかります


YouTubeで・・・・

「ヒロシです」を見ました
ほとんどの ピン芸人が1~2年で消えていく中
ちょっと 感動でした
http://www.youtube.com/watch?v=pnxvwQCa6gU

 

2012年10月9日火曜日

わたしはアリンコ

わたしはちっぽけなアリンコ

ゴマのワンコと毎朝散歩

堤防への坂道を登るとき

ニョキニョキと背をのばす

巨大なきのこがみえる

きのこの名前は あべのハルカス

8月30日 300メートルを越えた
2014年 日本一の高さのビルがオープンする


そこらじゅう活断層に暮している関西アリンコにとっては

だいじょうぶかな・・・・・なんて・・・・


宇宙から見たら ゴミみたいな点に暮らす

アリンコにも夢がある

残りの人生 少なくなっても

それなりの夢がある


かなえるためには

脳・体の健康 努力できる体力がいる



山中教授!!!!
ノーベル賞 おめでとうございます

実用化を心待ちにしている世界中のアリンコの

気持ちを代弁して・・・・・・・


 

2012年9月11日火曜日

N天気なおばさんがN天気なおばあさんになるころ

小さな幸せ

たまたま買い物に行ったドラッグストアが特売日だった

思わぬ不幸

喜んで買い物中にゲリラ豪雨 傘買えば雨あがる


小さな幸せ

ばったり出会った同級生が 近所に住まい 旬の料理でもてなしてくれる

思わぬ不幸

「自然がいっぱいのところに」引越して行くそうな・・・・


小さな幸せ

リハビリデイで 元気で親切なスタッフにめぐまれた

思わぬ不幸

リハビリから帰ると 疲れていてもすぐ夕食の準備
フライパンで火傷!流しにおなべが!!
「あっ水!」指をつけたおなべの中は熱湯だった・・・・


小さな幸せ

T.Vリモコンのデータボタン見っけ!結構遊べる

思わぬ不幸

マナーモードでも鳴るという 緊急速報訓練のお知らせが入らなかった


小さな幸せも 寄せ集めると大きな幸せになるのかな・・

不幸のかけらは どこかにいって 寄せ集めようにも無理だ



そうそう

小さな幸せか 思わぬ不幸か

敬老の日のお祝い 紅白まんじゅうをもらった



おいしいまんじゅうだったから 不幸なわけないよ!!

2012年8月29日水曜日

来年あたり100本記念

そして 今年 勝手知ったる至近距離 着陸撮影スポットに行ってきました。

小さな川を越えると 着陸地点。 匍匐前進しないと・・・・立っていては 機体の腹でぼこーーーん

気分は ダイハード NY警察のマクレーン刑事!!!!

 

これで はまりました

あのときは偶然の出会い 近くの2階家の屋根のうえから飛行機が顔をだした!たまげたよ。

飛んでる飛行機見て・・・・・わたしがぶっ飛んだ!!!!! 持っていた携帯で写したので 

いまいち はきはきしませんが・・・・わたしはこれでYouTubeにはまりました。



 

2012年6月1日金曜日

課外授業

ひさびさの「ちんでん」日記

いえいえ、あーた 沈んでる わけじゃありません。

北海道の開拓!! それ とんでん・・・・

ちんでんは ちんちん電車の略。小さな一両の電車を運転士さん一人で,大阪通天閣のそばから、

堺市の浜寺まで100年という時間を乗せて、コトコト走る・・・

先日乗り合わせたのは高校生らしきグループ。男子4人、女子2人の6人のどうやら課外授業のよ

うであった。ナップサックを背負い、男子はバインダーやらマップやらを持ち、首からは大きな財布

のようなものや携帯をぶらさげており、

「どこでおりるんや・・」といいながらキョロキョロしていた。

女子はナップサックは背負っているものの両手は空いていた。

止まった駅で2人ほど降りそうになるのを

「まだやで!こんなとこでおりてどうするん」女子。

おっとと降車口をBackしてきた男ふたり

「ほなどこで 降りるんや?」

「あんたら 地図もってるんとちがうん?降りるのは綾之町」

いわれた男子は地図を見ることに集中。

あとの2人はこれから行くところのパンフレットを見ている。

降りる駅に着いたのを知ったのは女子2人.降りかけて

「なにしてるん、おりるんやで!!」

男子4人ドタバタドタバタ・・・・中には200円という小銭がなく

荷物をひっくりかえす子も・・・・・

「さいあく・・・・」といいながら外から200円わたしている

まるでお母さんと子どものような関係の一団であった。

その駅付近には鉄砲屋敷、刃物鍛冶所、与謝野晶子関連の

プチミュージアムなどがあり3月25日まで

七まち 雛飾りめぐり というイベントが催され,びーどろの館

にはガラスのおひなさまもあるそうな・・・・


住之江や 和泉の街の七まちの
鍛冶の音きく 菜の花の道
                     与謝野晶子

2012年5月29日火曜日

サービス精神



ちん電でみかける3人のおばちゃんの会話

その1.

A 「見てーつけまつげに、つけづめきれいでしょう?」

B 「見てー 鼻ピアスにタトウー かっこいい?」

C 「見てみて  製形してん」

A&B「どこが?失敗やね」


その2.

A 「わたし大豆をなっとうにしようと思って、こたつに
  いれてたら、腐ってたわ。」

B 「卵の特売日、たくさん買ったので温泉卵にしよう
  と こたつにいれてたらピーヨピヨピヨ」

C 「わたしなんか、ホットドッグできるかと・・・」

A&B「もう 言わんでええ。犬 こたつにいれたんやろ」


その3.

A 「わたし ハングル語 勉強してるの。」

B 「わたしイタリア語。ローマ字は書けるからさ」

C 「ほほ イタリアやからローマ字?笑うわ・・・
  わたし 英語習ってるの。ネガティブスピーカー
  からよ。」

A&B「おお ネガティブとな」

A 「アイム ハングリー
  アイム サッド」
B 「アイム ロンリー
  暗い英語やなあ・・・」


サービス精神旺盛なのか、たんなる天然ぼけなのか
3人のおばちゃんは 今日も行く・・・・・

2012年5月28日月曜日

年下の男の子

キャンディーズの「年下の男の子」

覚えてます

ボタンのとれてるポケット
よごれて丸めたハンカチ   (だらしないな)

デートの時間に遅れる
いつでもけんかをしかける (社会生活不適応)

片方なくした手袋
ほどけたまんまの靴ひも (見たことないで・・)

さみしがり屋で 生意気で にくらしいけど
好きなのL O V E 投げキッス
わたしのこと 好きかしら  (かってにせーー)


金のわらじで探せという
年上妻は良いらしい

5~6才年上は野球界ではよくあること
ジョン・レノン&オノ・ヨーコは7才上
ペタジーニは奥さんが23才上
市川猿之助の亡くなった夫人藤間紫さんは
17才上

それが どうしたって?

いやいやテレビで年の差カップル女性年上
特集していたから・・・

おおきなお世話だけど こうしてみると
とてもうまくいってるカップルが多いことに
気付いた。

年下の彼か・・・・いいかもしれないな・・・


オ、お静かに 言論の自由であります。

ふろく  http://www.youtube.com/watch?v=WV1kvUkTGOk

2012年5月21日月曜日

あったらこわい話

 あったら こわい話

・こん虫が もうちょっと大きかったらこわいな

 マウスぐらいの大きさのハチ
 エクレア大の青虫
 ゆでたまごぐらいのかいこ

 あったらこわい あったらこわい話

ねこが大型の犬ほどあったら どんだけこわいかな

・あったらこわい あったらこわい話

 パソコンで圧縮ファイルが送られてきた
 解凍せよと ただし書き
 3分 待ってち~~~ん
 電子レンジの中のパソコンは煙をあげていた

・ あったらこわい あったらこわい話

 高速道路 高速バス 高速回転寿司
 もいっちょ おまけに 高速エスカレーター

・あたらこわい 一番こわいものなんだ?

 こわいものなど なにひとつない
 おばさん4人組み

                  

大風呂敷

友だちはみんな気のいいひとばかり、仕事にも熱心。後輩の相談にのり、自分の不幸を笑い話に

変える 変換ボタンがついている。


ある日いつものように出勤しようとしたら、手袋が片方なかった。あちこちさがしたが朝そうそうゆっ

くりもしておれず、出かけた。職場についてコートを脱いだら、いっせいに みんながわたしの背中

を指さして笑った。

マジックテープで止めるスキー用のタイプの手袋が 背中にはりついていたのだった。

マジックテープと毛糸は相性抜群なのだ。


そこで終わらないのがあの連中・・・

「あるある わたしも手袋かたほうなかったときバイクからおりて、ヘルメット脱いだら頭の上に

のっててん。」

(あるかーーーー)


「わたしむっちゃ混んだ心斎橋歩いてて,家にかえったら スカートどこかでおとして なかってん」

(ふつう あしにひっかかって 転ぶでーーーー)

「なにいうてんの わたしなんか 考え事してて,職場でコート脱いだら はだかやってん。」

全員無視ココロノナカデ
(うそつけーーーーーー)

ひとより 話を大きくしないといけないと思っている 一部の関西人でございます。

2012年5月20日日曜日

無人駅の有線放送

ちん電の駅・・・多くは屋根だけついている(ないところもある)多くがふきっさらしの路上にある。

幅1メートル長さ5~6メートル、高さ約20センチぐらいの土台が駅である。ベンチがある駅とない駅がある。

お昼に一台 乗り遅れると10分ほど待つあいだ誰とも会わないことは、少なくない。

朝の通勤・通学タイムを除き、一人ぽつんと・・・

ぼーっとしていたら 飛び上がるほどの音量で、屋根ちかくについている拡声器から

「不審物を見つけたら 知らせるように。」というアナウンスが定期的にある。

どうも人がいようがいまいが関係なく 一定の間隔で流れているようだ。


ところがこの前はじめて ちがうバージョンを聞いた。

ぴんぽんぱ~~~~んぽんぽ~~ん

「毎度阪堺電気軌道をご利用いただきありがとうございます。」

ふんふんわたしがいなかったら、誰もいないところで これ流れてるんやなあ・・・・

「新型インフルエンザが猛威をふるっています。手洗い、うがいの励行とともに外出時はマス

クの着用を心がけましょう。うつらない、うつさない、広げないために・・・」

不謹慎だが 笑ってしまった。

誰もいなくても定期的に流れるんだろう、近所の人 うるさいやろなあ・・・

あっ 電車来た。 乗った。 だーれもマスクしてない。 非常事態やで



「みんな、マスクしてや!!!」

2012年5月8日火曜日

パブリック&プライバシー

ちょっと銀行に用があり、ものの5分も乗ると着く。その帰りのこと。

沿線に某有名な「@@@@酢」の本社がある。
そこから小さな駅がはみでるほど、15~16人の20才過ぎの男女がつぎつぎとやってきた。

服装は みな 黒または紺のスーツ。かばんが黒、靴も黒。電車に乗ってしゃべっている二人、三人を除いてみんな一人できたようだ。

ははーーーーんこれが 就活 ってやつか・・・・

みんな会社でもらったのか 赤いペーパーバッグをさげている。もちろん会社のロゴ入り。

わたしのとなりにすわった女の子は、かばんからでーーっかい手鏡をとりだして、化粧直しをはじめた。メイククリアーシートでふきとり、下地から始まった。

口あけて、化粧直ししている 同姓の姿に、こちらがはずかしい。でもだれも注目していない。

まえにすわっている男性は、分厚いぎゅうにゅうびん
の底を細長くカットして、ふちをつけなかったような眼鏡をかけている。
くつは黒だが運動用だ。かなりユニーク・・と見ていたら・・・・・彼は袋の中をのぞいて、小さい袋をだし、クンクンにおっている。(密封してあるのににおうわけないやろ) 袋には  すしのこ  と書いてあった。
次に 彼はペーパーバッグの中から紙パックの飲み物をとりだした。最近売りだした、お酢メーカーのドリンクのようだった。ストローをはずして、ここで飲むらしい。

ああ、ええとこで 降りなあかん。
立ちあがって隣を見ると 短いあいだに アイメークもばっちり・・・・・


みんなーーーーーここは公共の場でーーーーーー
あんたらの家の自分の部屋とちがうんやで。

いまごろすっかりくつろいで、はなくそでもほじっている
かもしれん、ああみられへんのがちょい残念な きのうの わたしで ありました。

2012年5月7日月曜日

おばさんにつける薬

あるとき携帯にほしい機能という話になった。

A「定期のかわりは?」      ☆全員

☆「もうあるって」

B「メモ帳」

☆「あるある」

C『ナビ」

☆「ついてる ついてる」

D『時刻ひょう」

A「地獄ひょう!そんなんいらんわ」

B「ちゃうちゃう時刻調べられるし」

C『時刻表 売れてるのかな・・・」

A「飛行機も新幹線も予約できるし・・」

D「めざましは?」

☆「あるある」

A「ほな携帯が しゃべってほしいことを言う
  サービスは?」

☆「たとえば????」

A「キムタクが・・・・起きろよ おい 寝起きの顔
            可愛いぞ・・・・・って言うの」

B「ありそうなサービスや」

C「時間になったら、パッタンパッタン歩いてきて
 ・・・・・起きろ・・・なんでこんなに素敵やろとか
…・・・言って耳たぶかむ・・・・」

☆「かむ!!!」・・・・・みな叫ぶ

「それ ええなあ」くちぐちに・・・・・

D「サイレントモードの前にささやきモードがあって」
  ・・・・・・ふつうにしゃべっても、相手にはささやき
 声になるのどう?」

☆「ささやき声  ええなあーーーー」

A「ちょっとまってもっと発想の転換がいるんちがう?」

☆『発想の転換???」

A「もう 携帯がね あんましてくれるんよ。
  老眼鏡にもなったらいいな
  携帯かけよというのはめがねのことやねん」
B「ややこしいなー」

C「携帯がだきまくらになるねん」

☆「それもう 携帯ちゃうやろーーーー」

おばかさんたちにつける薬はあrましぇーーーん

2012年5月6日日曜日

ここだけの話  マスクはあごにする

年令は関係ない。性別は女性限定。
18才でも、手を顔の前でひらひらさせておばさんトークしているひとは、みなおばさんである。大阪の話。

久しぶりに乗ったチン電。
見ただけで 笑える おばちゃん二人。

二人ともマスクつけてるんだけど・・・・それは正しい
位置になかった。
普通 マスクは口と鼻を覆う。
しかし たくさんしゃべろうとすると、じゃまなのがマスク。でもバッグに入れて、使おうとしたら、どこにあるの???マスクは~~てことにならないように、おばちゃんのすることは 1.合理的だ
マスクのひも部分は耳にひっかけ、布の部分は唇より
ずっと下、あごになにかのプロテクターのように、おさまっていた。

わたしが乗ったときすでに会話は、一番の盛り上がり部分だったろう。
「結婚式にも くつした はけへんのやろか??」

これで わたしはすべてを察した。
2.おばちゃんの話はどこから聞いても、何の話か分かる。」

ここで この会話にいたった部分を想像補足する。


「ちょっとお あんた、聞いた?石田純一結婚やて。

「うっそー  何才??」

「テレビでやってたで。55才やて」

「はんまーーアンビリーバボーやな!?」

「相手は東尾理子」・・・・・両者ともに呼び捨て

「ひょえ~~・・・・・・・」このあと 冒頭の靴下うんぬん

「やっぱり 結婚式でも靴下はけへんのかなあ」

「ポリシーってやつよ。」ここからチン電にもどる。

「ちがうわ らいふスタイルっちゅうねん」

「ライフジャケット??ちゃうん」

「意味不明やな」

「ジャケットやんか  ほら セーターも普通には着ないやろ」

3.おばちゃんはカタカナに弱い

「うん、どのセーターも 腕のとこ 伸びるやろね。」

「なにしても 男前は得やな。」

「や タイプちゃうねん」

4.おばちゃんは自分のこと棚の上におきっぱなし


「うまくいくんかな理子の父親と」・・・・なにもんやねん

「あのピッチャーしてて 監督してた人やろ?」


「理子父と純一  4つしかちがえへんねんて。
 ここだけの話。」

ひとつのねたでえんえんと・・・・

きのう、地下鉄とちん電に乗って思ったこと。
おばちゃんたちは、なぜか地下鉄ではおしゃべりをせず、ちん電に乗るとしゃべりマシーンと豹変することを。

そのおばちゃんたちとはたまたま 地下鉄からちん電に乗り換えても わたしは あっ同じ人たちとわかった。

ひとつのねたで えんえんと話せるおばちゃん観察。
小銭がなことに気づいた①
「わ、どうしょ 聖徳太子しかないわ」
②と③
「しょ、聖徳太子??」
②「それもしかして一万円札のこと?」
①「そうそう 回数券でも買うわ。」
③「一万円札は福沢諭吉やで・」
①「あーほんま五千円札ってこの人やった?」
ここで三人とも財布をとりだす。
みなでかい財布  ぱんぱんにふくらんでいる。
「いやー女の人やん よく見たら・・」
「ほんままじまじ見たことないもんね」
「二千円さつ どこへいったんやろね」
「ほんまやわ、たまにおつりでもらうとどうしようと
 思うもんね」
「わたし 夏目漱石好き 男前やん」
「だれ?それ 何円札?」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「ちょっと あんた顔の向き同じにしてや
 そうしないとお金たまれへんって。お札の向きよ」
「ふーん そろえてる あんたのお金はふえるん?」
「そんな気がするわ」
「そんな、ばなな」
「いや、おりなあかんよ」
「もう着くで」
「運転手さん 回数券ください」
「電車が止まったときにしか売れません」
そして止まったのは彼女たちが降りる駅でした。
「これから早めに言ってくださいね」
回数券を買い、おつりをもらい、回数券を一枚ちぎり、料金箱に入れ
「にいちゃん、ごめんやで」
おそるべし  このフレンドリーさよ

ローズカーニバル

大阪に住んでるから、あたりまえだのクラッカーだけど
また、大阪のおばちゃんに遭遇(あんたもれっきとしたおばちゃんやで)  *(  )は一人つっこみ

場所はローズカーニバルをやっている大きな公園の
そばの 愛の終着駅 (ちん電の終点でしょ)

申し訳ていどに屋根があり (やーねー),小さなワンマンカーが常に一台あって、次に到着の電車があらわれると、出発しやってきたちん電がまたしばらく乗客を待つ。その駅のベンチで、おばちゃんが二人話し込んでいた。
やがて、ブザーが鳴り、白い手袋をした運転手さんがやってきた。わたしは とっくに乗っている。

運転手さんは 電車に乗り込む前、ベンチの二人に
「乗ってください。出ますよ。」と言った。
ふつう 親切に声かけたりしないでしょ・・?

話し込んでいた二人のうちの一人が、誰に言われたのか 上の空ってやつだろう、条件反射的に
「わかってる。ちょっと待ってて。」(エーそんなこというか)(家でごろごろしている あんたの亭主と違うし)
 
苦笑いの運転手さん、運転席であちこちにスイッチ入れ準備O.K。窓から顔を出し ベンチの二人に
「もう出ますよー」

二人はあわてて走って乗ったが、乗ったとたん
「いやー だんごだんご はよ 降りよ」
「ほんま すっかり 忘れてたわ。」
「にいちゃん ごめんやで」(兄ちゃんちがう運転士!)

駅のすぐそばに古くからある 有名な団子屋にかけていきました。

なにごともなかったかのように、「信号よーし」声に出し
指さし確認して ちん電は出発した。

わたしは心のなかで「だんごよーし」(あたしゃ きっちりしたA型。あんたたちは ノー天気のN型)
(あるか・・そんなもの)

家にかえって 団子を食べた。やっぱり老舗の味は違うな・・・・・きょうのおばさん いいとこなかったわ

残念

大阪のおばちゃんはすごい

女三人寄ればなんとかというけど、この前に大阪をいれると
やかましいと続く。大阪女三人寄ればやかましい。

なにしろ、互いに人の話をきかず、でも話題はそれず。
あいづちは ?  そう よく覚えていましたね。
ウッソー  と  ホンマ?  この 2種類

A「この前、車がこしょう してん。」
B「うっそー」・・・・・こしょうだけか?しおは?
A「車、いきなり ブス とかいうて動かんようになってん。」
C「ホンマー」・・・・ぶす・・まちがいないかも
D「それで どうしたん?」
A「ジェフに電話してん。」
B「ウッソー」「誰?それ」
C「あんた 知らんの? 男前のジェフ !!」
B「ホンマ?」
D「あの かっこええジェフ・ウイリアムスあんたの彼氏か?」
A「彼氏?ちゃうちゃう。じぇふの人。レッカー車もってひきとりに
 きてくれてん。」
BCD「JAFかいな・・・・・」

運転手は皆親切

ある日 30~40才の営業マンぽい男の人が乗ってきて運転席に向かって
「この電車00に行きますか?」
電車に乗っていたほとんどの人が
「行きますよ。」
ほぼ同時に声を出した。
営業マンは、一瞬 口を開け、
他の乗客は互いを見て
「あははは」「あははははあ」
笑い声の大合唱。
なぜに 皆はじぶんに問われもしないのに答えたのだろう・・・・答えはひとつ  おじさんも おおさかのおばちゃん化が進んでいるということ。

ひとしきり笑ったあと、信号ごとに止まる 路面電車の運転手は その人に
「行先はどこや?」と振り向いて言った。
営業マンが折りたたんだメモ用紙を広げて、運転手に見せると、00駅で降りてから東に00メートルいって信号を渡って・・・と電車が止まるたびに説明していた。

こんな運転手 たぶん日本にそうはいないで・・・

うれしい気分で料金箱にお金をいれ、降りようとした
その時 運転手は言った。
「足元 きいつけてや・・」
(ふん  わたしが 何才に見えるんや・・・)

モーニング

いつも買い物に行く商店街にいくのに チン電に乗る。ふた駅で、5分かからない。降りる駅は天王寺行きに乗り換えるひとが半分ぐらいいて、それが全部前の出口から出るのだから、ちょっと手間取る。
もちろん、わたしみたいにそこで降りて商店街に行く人もいる。

ちゃんと、出口近くに書いてあるのに、降りる直前に両替する人がいる。列が止まる。少し横によけて、ほかの乗客が通れるようにして両替すればいいものを、通せんぼだ。

その時である。わたしのすぐ前にならんでいた70代後半ぐらいの女の人が「ちょとお! はよしてや!両替しない人から先いかしてや。
 ぐずぐずしてたら、間に合えへん・・」「とおしてえ~~」大きな声で叫んだ。「モーニング  あと1分で終わりや!」

がくっ 
わたしの独り言
( それだったら、電車の出口 混んでなくても、時間ぎりぎりやで)
(もっと 余裕もってでてこないと・・)
(へー 喫茶店 コーヒーにゆで卵、トーストで300円そんで11時
 まででしょ?もうけあるのかな)
(300円でぎりぎりに入り 何時間もぐだぐだ過ごすのに
 えらそうに 大きな声で叫ばんといてほしいわ・・
 オオサカ ノ オバサン
あんたもやて?  おっしゃるとおり  ごもっとも

おもろい夫婦

今日も チン電に乗って買い物。めっちゃ面白い夫婦見たわ。

川を渡ると大阪市。そう堺と言っても北のはしっこ、大阪市の方が何かと便利。川を越えて南にいくのは「浜寺公園前」しかない。
当たり前のようでも、地元のひとの常識で、よそから来た人にはわからないのがまた当たり前。

「これ浜寺公園に行きますか。」乗ってきた人がワンマンカーの運転手の背中に向かって言った。  そのときから、わたしの前に座っている70才ぐらいの夫婦が口の悪い漫才を始めた・・・

妻 「兄ちゃん、行くよ。これ浜寺公園行きやで。」
夫 「運転手さんに聞いてはるんやろ!おまえが口出しすんな。」
妻 「耳元で大きい声ださんといてんか。鼓膜やぶれるわ。」
夫 「こんな こわいらしい声で鼓膜やぶれるか、あほ!」
  (といいながら ボタンを押す 夫)
妻 「あんた、いちいちそれ押さんでええねん。各駅停車やねんか
   ら。」
夫 「書いてあるやろ! 降りる方はこのボタンを押して下さいて。」
妻 「ふん、うれしがりや・・・」

運転手「お客さん、着きましたよ。」

二人が降りた後の電車ではみんながクスクス笑っておりました。
ああして何年夫婦してるんやろなー

2012年3月13日火曜日

おまもり

毎朝、ゆっくり歩く海岸通りを すれ違う 自分と同じぐらい

老いた人がいます。

今日は、おもいきって声かけてみようかな・・・・・・

そんな偶然あるはずないけど、むかし知っていた人によく似て

いるから・・・・・

「おはよう ございます。」

「おはよう ございます。」

「お住まいは この近くですか?」

「はい。この近くです。」

「少し あったかくなりましたね。」

「はい。少しあったかいです。」

「お散歩は 日課ですか?健康にいいですね。」

「わたしは人を探して海岸まで来ています。」

はじめて、おうむ返しでない 彼自身の言葉が返ってきました。

「どんな 方?」

「わたしが 愛した人です・・・・」

「あらあら!その方は?」

胸が苦しくなって、海を見下ろせる堤防に腰を下ろしました。

太陽が昇ったばかりの空は、雲が多く、スモークグレーの隙間

からさまざまな色の光が海に反射し景色に色がついていく・・・

でも 今ここから見えるのは去っていく船に敬礼をしたまま

身動きひとつしなかった・・・・思い出の中の人・・・・・

「その方を探して毎日・・?」

「その方は幸せな方ですね。なにか手がかりは?」

「わたしは生涯で2回しか 彼女に逢っていません。

一度目はお見合いをしたとき。可愛らしくてはじめから好きに

なりましたよ。二度目はわたしが特攻の基地にいたとき。

お守りを持って逢いにきてくれたのです。」

・・・・やっぱりいちろうさんだわ・・・胸の動悸が激しくなりました

わたしだって あなたを・・・・・忘れられないでいたわ・・・・・

「お守り、見せていただけます?」

すっかり 隅が擦り切れていたけれど・・・・いつも体温が感じら

れる場所で 大事にされていたんだ・・・自分がさした刺繍の

いちろうさん・・・という文字をなでてみました。

「このお守りを作ったのは、わたしです」言うつもりではなかった

のにひとりでに くちびるが動いたのです。

言わなければよかった・・

いちいろうさんはにっこりして、言いました。

「あなたは、いい人だ。。でもわたしの探している人ではない。

お守りのなかに、彼女の黒髪が入っている。つやつやした豊か

な髪の一部です。頬がぷっくりとしていて、まばたきをする

音が聞こえそうな 美しい目をしていた・・・・・。」


風がでてきた。このばさまの白く細い髪はじきに ざんばらに

なるだろう。長年の引力にまぶたも勝てず、目にかぶさってき

ているし・・・・


でも いつまでもいちろうさんの中で、色あせないわたしは

ずーーーっと愛されていたんだし、一生ぶんのしあわせを

もらったのに、泣くことなんかないじゃない??

2012年1月3日火曜日

木枯らし・・積雪記念日


刺すような 風の冷たさ

見上げれば あやしく黒い

幕おりるなり




黒い幕

すその模様は 銀の尾根

笹の間に 続くあしあと



恋う人に

天女が文を したためて

書けぬ嘆きの 墨流しにけり




藍染めの 雪雲遠く はるかなる

その地で生きる

それでも生きる




あの雲の はるか遠くの

被災地に

とどけ聖夜の

あったかギフト


冬の天空・・・・冬の地上


音もなく

降る雪のよに 積もっては

また 蹴散らさん ボクの楽しみ



肉球が 癒される道

人生の ふきだまり道

きょうもキミと



陽がさして 虫の小部屋は サンルーム

どんぐりだけが 不意の客なり



さくさくと

落ち葉踏みしめ

ボサノバに

あわせて歩く 冬の楽しみ



                  コメダワラ マッチ

2011年9月28日水曜日

創作狂言  灰かぶり娘

登場人物 城からの使い・・・使い
        しんでれら・・・・・・・・・・・・・し
        ままはは
        あね
        たろうかじゃ
        じろうかじゃ

使い「やいやい、たれかおらぬか」
太郎「ははー おまえに」
使い「ちと しさいあって この長いフォークで うまく
   食事ができるおなごを、探しておる。
   若殿のつかいじゃ。」
太郎「さすれば・・・」
ままはは 割って入る
ま「な、なんとどーんぴしゃりの おなごがおりまする。」
使い「どこじゃ、どこじゃ」
ま「ははー  こちらにひかえし おなごはみどもの
  むすめ 姉と妹にござります。」

使い「では、そこの卓上に 馳走をならべる。ささ
   ははぎみ、お三人で食されい。
   この長きフォーク一本しかつかえぬぞ。」
ま「みどものフォークは長すぎる。つえほどあるわ。」
姉「ええい、とどかぬわい・・」
妹「自分の口へもはいらぬ。」
ガラガラ  ガッチャーン
使い「たべれたか」
3人「たべられぬわい」
   「たべれたか」
   「たべられぬわい」
使い「とっとと 下がられい。若殿はそちらを
   お呼びでないわ。」


使い「おお  そこのおなご、 名はなんと申す。」
灰 「シンデレラ じゃがここでは灰かぶりと
   よばれておりまする。」
使い「ちと しさいあっての。この長いフォークで
   食せるおなごを探しておる。」
灰 「おまかせ あれい、太郎冠者、次郎冠者
   ご一緒に・・・」
2人「これは うれしや。」


使い「お3人、ささこの長きフォークにて食されい。」

灰「太郎冠者、おくちを開けなされこのエビを食されい」
太「なんと ぜいたくなお味じゃ。ささ 次郎冠者
  この鯛のあんかけを食されい。あーん」
次「うまいこと、うまいこと。しんでれらどの 春巻きを
  進ぜよう。」

つぎつぎに彼らは長いお箸で互いに食べさせあった。

使い「たべられたか」
3人「食べられたわい」
  「たべられたか」
  「食べられたわい」

使い「みごとじゃ・・・
    なんじが まこと  殿が探しておられる
    思いやり深いおなごじゃ。」
   「ささ、城へまいられい。いまかいまかと
    まちかねておいでじゃ。」
   「太郎冠者、次郎冠者両者もくるがよい。」
太次「ははーこのうえなき しあわせー」

城へむかう一団をみてのこった3人
   「やるまいぞ、やるまいぞ・・・・」




*ストーリーの骨子になる部分に 中国の
  仏教的昔話を参考にしました。

2011年7月16日土曜日

コロボックル

 姉と弟は、うつむいて歩いていた。

弟の手の甲と顔にひっかき傷があり、血がにじ

んでいる。

「もう、けんかなんか やめときや」

「せやけど、わざと 僕にしゃべらして みんなで
 笑うんやもん。」

二人は家庭の事情でお母さんと3人で北海道に

越してきたばかりだった。

「卑怯な人間は、よの中によーさんいてる。」

「分ってる。そのたんびに けんかばかりして
 られへん・・・」

その時 かわいた白い地面に、黒い水玉模様が

つぎつぎと、現れた。

「わたる、雨や。」

「お姉ちゃん、あそこ。」

弟が指さしたところには、二人よりはるかに背が

高い ラワンブキが群生していた。

ふたりが 高い天井の葉や太くしっかりした茎に

感心していると、外はどしゃぶりの雨になった。

かすみが学校で借りた本を、読んでやっている

うち、二人ともすっかり眠りの世界へ誘われて

いった。



起きてから 二人は、・・同じ夢を見ることがある

だろうか・・・・あれは現実のことだったのかな

コロボックルと名乗った自分たちよりはるかに小

さい生き物が人差し指をだすと 飛んできて指に

ぶら下がった。左右の掌を合わせると、何人乗

かれるかおしあいへしあい、。座ってひざを少し

たてるとすべり台に利用した。


雨があがって 帰るとき、彼らは口ぐちに言った

「ちいさなことで くよくよするなよー」
「北海道にはでっかい自然があるさ きみの
 ともだちだよ」
「自信をもつんだ算数100点だったろ?」


「また、きてもいい?」

「ああ いいさ いつでも おいで。」


だが 次の日 学校の帰り、ランドセルのまま

走っていったけれど、コロボックルたちはいなか

った。次の日も・・・次の日も・・・・・



いつしか大人になったわたると、かすみは

たまに誰にも話したことのない、あの時の話を

することがある。

夢だったのか、現実だったのか・・・何度考えて

もわからない。あの日を境に、泣き虫だった

わたるがやさしくて強い子になった。

かすみは、コロボックルは人の心に住むのかも

しれないなーと最近思う。