2011年9月28日水曜日

創作狂言  灰かぶり娘

登場人物 城からの使い・・・使い
        しんでれら・・・・・・・・・・・・・し
        ままはは
        あね
        たろうかじゃ
        じろうかじゃ

使い「やいやい、たれかおらぬか」
太郎「ははー おまえに」
使い「ちと しさいあって この長いフォークで うまく
   食事ができるおなごを、探しておる。
   若殿のつかいじゃ。」
太郎「さすれば・・・」
ままはは 割って入る
ま「な、なんとどーんぴしゃりの おなごがおりまする。」
使い「どこじゃ、どこじゃ」
ま「ははー  こちらにひかえし おなごはみどもの
  むすめ 姉と妹にござります。」

使い「では、そこの卓上に 馳走をならべる。ささ
   ははぎみ、お三人で食されい。
   この長きフォーク一本しかつかえぬぞ。」
ま「みどものフォークは長すぎる。つえほどあるわ。」
姉「ええい、とどかぬわい・・」
妹「自分の口へもはいらぬ。」
ガラガラ  ガッチャーン
使い「たべれたか」
3人「たべられぬわい」
   「たべれたか」
   「たべられぬわい」
使い「とっとと 下がられい。若殿はそちらを
   お呼びでないわ。」


使い「おお  そこのおなご、 名はなんと申す。」
灰 「シンデレラ じゃがここでは灰かぶりと
   よばれておりまする。」
使い「ちと しさいあっての。この長いフォークで
   食せるおなごを探しておる。」
灰 「おまかせ あれい、太郎冠者、次郎冠者
   ご一緒に・・・」
2人「これは うれしや。」


使い「お3人、ささこの長きフォークにて食されい。」

灰「太郎冠者、おくちを開けなされこのエビを食されい」
太「なんと ぜいたくなお味じゃ。ささ 次郎冠者
  この鯛のあんかけを食されい。あーん」
次「うまいこと、うまいこと。しんでれらどの 春巻きを
  進ぜよう。」

つぎつぎに彼らは長いお箸で互いに食べさせあった。

使い「たべられたか」
3人「食べられたわい」
  「たべられたか」
  「食べられたわい」

使い「みごとじゃ・・・
    なんじが まこと  殿が探しておられる
    思いやり深いおなごじゃ。」
   「ささ、城へまいられい。いまかいまかと
    まちかねておいでじゃ。」
   「太郎冠者、次郎冠者両者もくるがよい。」
太次「ははーこのうえなき しあわせー」

城へむかう一団をみてのこった3人
   「やるまいぞ、やるまいぞ・・・・」




*ストーリーの骨子になる部分に 中国の
  仏教的昔話を参考にしました。