2010年11月27日土曜日

セカンドアース

ここは 人間が作ったバーチャルタウン。セカンドアース。
ここでくらすヒトは いわば パソコンで作られた クローン人間だ。
それぞれ、家庭があり、仕事や学校に行き、タウンにはショップが並び、電子マネーがあればマクドナルドにいくのも、ホテルでディナーするのも、フェラーリを買うのも自由である。

4月のある日、タウンの家電量販店の大型スクリーンのTVで、また各家庭のリビングでも、ネットのニュースでも、あるニュースが流れていた。
某クルマメーカーのヒト型ロボットがバージョンアップして、やあといわれて、握手のために右手を差し出す。コップを握ってのどをうるおした ! 
自分と無線ランのようにつながっている自分の分身の脳に
自分が念じたことが反映されると。脳波が電磁波になる?
そのニュースをみたタウンのヒトは
「50年は遅れているね。」
「それに 個性のない顔!」
「ずんべらぼうっていうんだよ。」
タウンのヒトは学習するプログラムを内蔵しており、
どんどんバージョンアップをみずから繰り返し
いまでは、アイコンタクトだけで会話ができ、アッシモのことを
こんなふうに話していた。
会社に行って働き、子育てをする。病気にはならず、だれもが可愛く
かっこいい。
セカンドアースは 人間のつくった理想郷だろうか・・・

わたしはそうは思わない。
失敗がない人生に達成感は生まれない。
老いがありリミットがあるから生きる意義や目標ができる。
病がありけがをするから、感謝と何くそ魂がうまれる。
(ないにこしたこと ほんとは ないけど・・・)

このパソコンのむこうがわでセカンドヒューマンが増殖しているかも
しれないが、わたしは 温暖化 経済悪化 自然災害・・・もろもろを
かかえているリアルアースを愛している。