2010年11月27日土曜日

こちらステルス戦闘機

わたしは 戦闘機にしては 少し豪華なオレンジの皮ばりのシート

にすっぽり包まれるように座っていた。暗黒の宇宙を 高速で泳ぐ。

Gに体をおしつけられ 仲間が次々にやられていくのを 金縛りに

あったようで 何もできないでいた。

そしてついに母船もやられた。奇跡的に数機だけが残ったようだ。

わたしは 手に持っていた 交信機に向かって言った。

「こちら みらくる みらくる だれか応答せよ。」

「こちら コマンド― コマンド― 人類の生き残りの使命を
 果たすべく 新しい 星に向かう。進路を確認せよ。」

「ラジャー。」

わたしは手にしていた交信機の ボタンを押した。


すると・・・・・


コックピットの椅子の背がごとごと音をたて

なにやらローラーのようなものが上下している

足も同じだ


そうだった

わたしはマッサージチェアにすわったまま

レンタルした「バトルスター ギャラクティカ」を

最後まで見ないで寝てしまって続きを夢で見たのだった。

ロイヤリティのかたまりのジャックがおすわりをして

わたしを見ていた。

「ジャック ! 壊滅的な被害だったんだね。」夢から覚めてもまだ言う。

「本当は何機 攻撃からのがれたの?」

「ワン!」